三菱製の埋込エアコン(ハウジングエアコン)の完全分解クリーニングの必要性を紹介していきたいと思います。
画像を使って説明していますので少しお付き合いください。
最近の三菱製の埋込エアコンは写真のような外観ですが、外観が違っても三菱製のハウジングエアコンであれば内面は同じような作りになっています。
三菱製の埋め込み型のエアコンは他のメーカーと作りが全く違います。
どう違うのか?
多くの業者は埋込型のエアコンはカバー・ドレンパンを外して基板を養生して洗浄します。
三菱以外のメーカーはこの洗浄方法でも送風ファンと熱交換器を洗うことが出来ます。
三菱以外のメーカーのカバー・ドレンパンを外した写真を見てみましょう。
風を部屋に送るファンが露出しているのが分かります。壁掛けタイプのエアコンもそうですが大手を含め一般的な洗浄方法はこの状態での洗浄です。
ファンが露出している状態であれば、この洗浄方法でも汚れを洗い流すことが出来るのでエアコン洗浄の意味があります。
次は埋込タイプの三菱製エアコンのカバー・ドレンパンを外した写真になります。
違いが分かりますでしょうか。
三菱製の埋込タイプのエアコン(三菱製ハウジングエアコン)はファンが露出していません。
多くの業者はカバー・ドレンパンを外して基板を養生して洗浄を始めます。
このエアコンを他のメーカーと同じやり方で洗浄するとどうなるか?
外側から洗浄するので中のファンは熱交換機を貫通して弱くなった水がかかるだけなので汚れはほとんど落ちません。
ファンまで水圧が届いても汚れは逆三角の形状の熱交換器▽の底に汚れが溜まります。
隙間からファンを無理に洗うと見えない内面に汚れが飛散します。
ファンを露出させずに無理に洗ったエアコンの内側はこのようにファンの汚れが飛散しているのが分かります。
モーターの軸も錆びて腐食を起こしていることが多いです。
通常の分解では、外側から内側に向かって高圧洗浄機の水流を当てることが出来ても内面の汚れを外側に流し出すことが出来ません。
では完全分解の工程の手前、熱交換器を下げた写真を見てみましょう。
この状態まで分解して初めて送風ファンが露出します。
通常の分解では見えない部分なのでここまで分解しないと汚れ具合が分かりません。
ファンを外すとこうなります。
三菱製の埋込エアコン(ハウジングエアコン)はこの状態になって初めて洗浄に意味が出てきます。
残念ですがこの洗浄の仕方は業界全体に浸透していない為、関東でこの洗浄をする業者は数%しかいないのが実情です。
当店以外で三菱製の埋込エアコンを依頼しようと考えているお客様は、その店舗にファンを外して洗浄するか絶対に確認するようにしてください。
しつこくなってしまいますが三菱製の埋込エアコンはファンを外さないで洗浄すると逆効果になりますので絶対にファンを外す業者に依頼してください。
下の写真はファンを外さない店舗で半年前に洗浄したエアコンになります。
大手の業者で価格は当店の2倍近い料金をとっています。
表面上は綺麗に見えるのに臭いが余計酷くなったとのことで当店に依頼がありました。
洗浄して汚水が出る、表面が綺麗に見えることと内面が綺麗になっているかは全く別物になります。
当店では三菱製の埋込エアコンに関しては他のメーカーに比べ設定している基本料金は高くなります。
その理由は三菱製の埋込エアコンはここまでしないと洗浄の意味がなく、むしろデメリットの方がはるかに多いからです。
大手だから安心なのか?そういったことは一切ないと断言できますので、作業内容をしっかり比較・検討したうえでクリーニングする業者を選ぶようにしてください。
当店の三菱製埋込エアコンの洗浄後の写真になります。
年間数十台の同タイプのエアコンの依頼、やり直しをしていますので安心してアースクリーンにおまかせください。
◇三菱製埋込エアコン1台:25,000円(税込)
★オプション
・抗菌コート:3,000円